ぐるぐるめろん島は、2024年現在、公認心理師13名、認定心理士6名、言語聴覚士2名、作業療法士3名、保育士9名、音楽療法士3名、社会福祉士1名、介護福祉士2名、他児童指導員などスタッフ全員が有資格者で、それぞれの職種が協働し、一人ひとりのお子様に合わせた専門性の高い療育を提供することを目指しています。

 4つの児童発達支援事業所があり、奉還町にある3つの事業所のうち、おれんじ村は1・2・3歳児、めろん島は4・5歳児、ふるーつ村は就学準備に特化し年長児を原則として受け入れ、東花尻にあるもりもりめろん広場は自然豊かな環境の中、曜日ごとに年齢やプログラムによるクラスを分け、1歳半~年長児を受け入れ、それぞれの事業所で個々の発達や学習スタイルに応じた療育を実施しています。
 また、各事業所でTEACCHプログラムを取り入れており、各専門職がひとりずつのお子さまに定期的に行うアセスメントを元に療育計画を立て、どの事業所でもお子さまのニーズに合わせた個別療育と集団療育のどちらも提供が可能です。

 個別療育では、アセスメントに基づいた『ことばや発音』『やりとりやコミュニケーション』『運動』『PECS(絵カード交換式コミュニケーション)』『ひらがなや数の学習』『音楽療法』等を、それぞれの専門職が提供します。

 並行して集団療育では、2、3歳のお子さまには『大人と一緒に遊びを共有する、遊びを広げる、季節の遊びや様々な感覚遊びを経験する』『トイレ、着替え、食事動作などのADLを身につける』『要求や援助要請を出す』『同年齢のお子さまに興味がもてるように働きかける』ことを中心に行い、4、5歳のお子さまには視覚的構造化のもと、安定した生活が行えるよう『スケジュールを見て動く力』『お友達との関わり方やコミュニケーション方法を学ぶ』『ルールに沿って楽しく遊ぶ』『適切な方法で援助要請を伝える』『就学に向けての練習を行う』ことを目的に実施しています。

 またここ数年は、1歳半ごろからの“超早期療育”を強化し、受け入れを増やしています。
超早期療育とは、ABAを基本とするエビデンスがある介入プログラムで、ぐるぐるめろん島ではその研修を受けた4名のスタッフが中心となり実施しています。お子さまが人に注目するようになる、アイコンタクトを取るようになる、模倣ができるようになるなど、コミュニケーションの土台となる社会性の伸びが認められ、その高い効果を実感しています。

 保護者支援では、ペアレントプログラムやペアレントトレーニングを実施し、育児について個別に相談する機会や、保護者さま同士で語り合える場面作りに注力しています。

 はぐくみクリニックとの連携は勿論、学校園とも連携し、お子さまのご様子を共有し、また、お子さまの発達がご心配な地域の方々向けに、無料(1回目のみ)の相談室も開設いたしました。
 ご利用を前提とする方やご紹介者さまのご見学、お問い合わせにも随時対応しております。ご一報いただければ幸いです。今後ともぐるぐるめろん島をどうぞよろしくお願いいたします。